2014年08月19日

国民年金の裏ワザ!付加年金はもうちょっと注目されてもいいのでは!?

国民年金の「付加年金」という制度は、国民年金保険料を自分で払っている「第1号被保険者」が、毎月の保険料に400円上乗せして保険料を払うと、200円×付加保険料納付月数だけ受け取る年金額が増えるというものです。

特に自営業を営む方々や、学生・研究生など厚生年金に加入できない期間が長い人にこそ、この制度はかなり役立つと思われます。


またアーリーリタイアしたら「収入無くなったから保険料免除!」でなく「付加年金」をつかって「多めに国民年金保険料を払い込む!」という逆の道もアリではないでしょうか。

試しに計算してみましょう。
ちなみに51歳で会社を退いた大庭夏男の将来受け取れる年金見込み額は約180万円です。40歳以降は年収約1000万円で働いていましたから、それなりの厚生年金の効き目なのですが、このような水準の額です。

計算例その1:20歳から60歳までずっと国民年金保険料を払うケース
(1)基礎年金の保険料だけ払う場合、現在の満額年金支給額は77万2千800円です。
(2)一方、付加年金を20歳から60歳までの40年間支払続けたら、200円×40年間×12か月=9万6千円
一方40年間に払う付加年金の保険料は400円×40年間×12か月=19万2千円
なので“投資”は2年間で元がとれ、その後は毎年10万円近い純利益を手にできます。それに基礎年金は毎年ちょっとづつ減らされる憂き目に遭いますが、今のところは付加年金を減額するという話しはありません。多分付加年金加入者人口がそんなに大きくないから「減額しても効果少ない」と思っているのでは??なのでねらい目かと思われます。

40年間のフル付加年金後の老齢年金は上述(1)+(2)の86万8800円。
夫婦2人でこれをしたら2倍になるので約173万円。「やり方によっては」基本的生活はこの金額でできると思われます。

計算例その2:50歳でアーリーリタイア後、付加年金保険料を払ったケース
(1)50歳で会社を辞めたら厚生年金の満額には遠く及ばず、とても大きな満額からの減額になってしまいます。大庭夏男のケースでは上述のように51歳退職で約180万円ですが、もし私が60歳まで勤めていたとしたら推定もう100万円近くは年金が多かったはず。しかし「減っても足りればよい」と考え、アーリーリタイアに踏み込みました。
なので、50歳でリタイアした場合はそれまでの給与によって違いますがきっと受け取れる150〜200万程度でしょう。
(2)リタイア後に60歳まで10年間の付加年金保険料を支払うと、200円×10年間×12か月=2万4千円年金は増やせます。10年間の投資額は4万8千円/人。投資回収期間も上述のように年金受給後2年。夫婦で同様にしたら年間4万8千円の年金が上積みされます。

毎年国内温泉旅行に1回行けるぐらいのお小遣いにはなると思われます。

付加年金を申し込むには面倒な手続きは要りません。
地元市町村役場の年金窓口に行って「付加年金したいです」と言えば手続きできます。でも自分で国民年金保険料を払っている「第1号被保険者」のみの特権ですからサラリーマンの配偶者は自分で払わない「第3号被保険者」なので使えません。
もちろん厚生年金をかけているサラリーマンも対象外です。

今どき2年で元がとれる金融商品は・・・怪しいかも??です。
でも付加年金は一応政府がやっているから・・・安心だと思うのですがねぇ。。遠い将来は分かりませんが。

参考リンク

国民年金の中に「お宝年金」発見!付加年金制度(allabout マネー)
http://allabout.co.jp/gm/gc/13534/

付加保険料の納付のご案内(日本年金機構)
http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150331-03.html
タグ:付加年金

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posted by 大庭夏男 at 11:58| Comment(2) | TrackBack(0) | いつでも使える「お役立ち」 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
付加年金はかなりお得だと思うのですが、私は今の時点では入っていません。
お得なのでその分無理があるでしょうし将来にかなり不安があります。
なので入るなら自分の年金の受け取りが後数年後と言う形で見えてきた時に、社会の情勢を見てから加入しようかと考えています。
Posted by チェキ at 2014年08月19日 15:20
チェキさん、

>お得なのでその分無理があるでしょう・・・
無理ありありですね!
付加年金に平均何年加入しているかという統計情報はネットで見当たりませんでしたが、最高40年の半分の20年が平均だとしたら、実に毎年の保険料収入の10倍も出して年金を賄わなければならないです。これはかなりキツイでしょう。

いったいどの程度の人が付加年金に加入しているのか?
ローカルですが「川俣町」というところの統計データがネットにあったのを見ると国民年金加入者の内10%弱でした。
これが付加年金加入率だと思うことにしたら、国民年金第1号被保険者数約2千万人の1割、200万人に毎年付加年金を払うことになります。その額と保険料収入の額の差を計算したらザッと毎年100億円。
課題はこの運用がいつまで続けられるのか?にかかっています。
なので日和見は必要でしょう。
逃げ切れるかどうか?を見ることになるかもです。

国民年金と厚生年金合計の積立金は現在100兆円あるようなので、その中の100億円は小さいですが、積立金は今後減り続けますから100億円が看過できない日もそのうち来るでしょう。
Posted by 大庭夏男 at 2014年08月19日 17:16
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